2019/03/15

人手不足の解消に期待? 外国人実習生が取り組む建設業界の職種について

建設業界の人手不足は深刻な課題の一つですが、その打開策として外国人実習生に期待が寄せられています。その背景には厚生労働省の外国人技能実習制度推奨も関係しています。外国人技能実習制度では、建設業で外国人実習生が就業できる職種が明確に規定されています。

人手不足を課題とする建設業の企業の中には、外国人実習生の受け入れを検討しているケースも少なくありません。そこで本記事では、外国人実習生が就業する建設業界の職種と現状について紹介していきます。

  1. 【目次】
  2. ■ 外国人技能実習制度とは
  3. ■ 外国人実習生が就業する建設業界の職種について
  4. ■ 外国人技能実習生も現場では貴重な労働力
  5. ■ 【まとめ】現場では外国人実習生と働くことも想定しておこう

外国人技能実習制度とは

外国人技能実習制度とは国際社会との調和ある発展を目的として、人づくりのために外国人実習生を受け入れることについて定められた厚生労働省の制度。平成29年11月に施工されて以来、社会的な注目を集めており国際貢献への意欲がある企業や、人手不足に悩む企業などが制度を活用しています。

また建設業の外国人実習生受け入れについては国土交通省が2014年に公示した「外国人建就労者受入事業に関する告示」も関係しています。国土交通省が推奨する外国人建設就労者受入事業は、建設業の企業が制度を利用するにあたって生じる課題の協議や調査について、国土交通省とJITCO建設班が連携して取り組むことが定められています。
外国人実習生はこのような制度を活用することで日本での就労と技術習得の機会を得ることができます。そして企業にとっては人手不足の解消と国際社会への貢献というニーズを満たすことができるため、外国人技能実習制度は企業と外国人実習生の双方にメリットがある制度であるといえるでしょう。

参考:厚生労働省「外国人技能実習制度について」
JITCO「外国人技能実習制度とは」

外国人実習生が就業する建設業界の職種について

公益財団法人国際研修協力機構「JITCO」の公開資料「建設と外国人技能実習生」では、外国人実習生が就業できる建設業界の職種について詳細が明記されています。建設関係移行対象職種としては22職種33作業がありますが、そのうち22職種については以下の通りです。

さく井

建築板金

冷凍空気調和
機器施工

建具制作

建築大工

型枠施工

鉄筋施工

とび

石材施工

タイル張り

かわらぶき

左菅

配管

熱絶縁施工

内装仕上げ施工

サッシ施工

防水施工

コンクリート
圧送施工

ウェルポイント
施工

実装

建設機械施工

築炉

これらの職種は、いずれも建設現場では欠かせない職種であることを考慮すると、今後建設現場に外国人実習生が増えていく可能性は充分にあるといえるでしょう。またこういった建設現場の外国人実習生は基本的に団体管理型の受入れ方式が採用されています。
団体管理型とは営利を目的としない団体が技能実習生を受け入れて、傘下の企業で研修を実施する方式です。この方式は実習実施者に応じて技能実習生の人数を多く受け入れることができるため、規模が大きな組織ほど多くの外国人実習生を受け入れることができるという特徴があります。

参考:建設と外国人技能実習生

外国人技能実習生も現場では貴重な労働力

外国人技能実習生を受け入れることは決して簡単なことではありませんが、外国人技能実習生が重宝されている現場は少なくありません。若手人材の不足も建設業界が抱える課題の一つですが、若い外国人技能実習生が若手人材の不足を解消することも期待できるからです。

そして外国人技能実習生は一定の日本語教育を受けてから現場で働くことが定められています。言葉の問題についても、過度な不安を抱くことなく、受け入れることができる仕組みが整えられているといえるでしょう。

【まとめ】現場では外国人実習生と働くことも想定しておこう

ここまで建設業界の外国人実習生が取り組む職種や、その制度について紹介してきましたが外国人実習生は全ての建設現場で活躍しているわけではありません。国内には外国人実習生を労働力として活用している企業もあれば、外国人実習生の受け入れを実施していない企業もあるからです。

しかしこれから建設業界へ転職するのであれば、外国人実習生と一緒に働く可能性があることも想定しておくことが大切です。外国人実習生という立場に理解を示すことが、良好な職場環境をつくることにもつながるからです。

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